LH46 Leye
Leye
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Leye 3
Leye 8
こんな時に遠慮するのはつまらない話だ、よしんば自分の望通りにならなくったって元々で損は行かないのだから、思い切って朝飯の催促をしてやろう、いくら居候の身分だってひもじいに変りはない。
まあちょっと行って見たまえ
もし健康な人を本位にしてその傍へ自分を置いて考えて見たらあるいは反対の結果が出るかも知れない。
救っておやんなさい。
休んでもいいのかい
何の故にこんな大きな机を新調して、また何の故にその上に寝て見ようなどという了見を起したものか、本人に聞いて見ない事だから頓とわからない。
あれは必要なものだ。
われ切られじと思うところに心を置けば、切られじと思うところに心を取らるるなり。
妙ね
花活さ
巡査だけは存外真面目である。
かるが故に奇麗な所は毎日奇麗だが、ごみのある所、ほこりの積っている所はいつでもごみが溜ってほこりが積っている。
それで引き合に出されるの? いい迷惑ね
もっとも汽車の方で留ってくれたから一命だけはとりとめたが、その代り今度は火に入って焼けず、水に入って溺れぬ金剛不壊のからだだと号して寺内の蓮池へ這入ってぶくぶくあるき廻ったもんだ