KJ15 ベビービョルン 【日本正規品保証付】 ソフトスタイ サンフラワー 046160

　すると主人は細君に向って今鳴いた、にゃあと云う声は感投詞か、副詞か何だか知ってるかと聞いた。 　いかに馬鹿でも病気でも主人に変りはない。 退屈な時には髯の数さえ勘定して見たくなる者だ。 主人に対しても気の毒である。 路頭に迷う結果はのたれ死にをしなければならない。 だから人間に対しては充分垣の功能をつくしているに相違ない。 一たび服装の動物となった後に、突然裸体動物に出逢えば人間とは認めない、獣と思う。 方寸を逆かさまにして見ると寸方となるところに愛嬌がある。 ずるい奴だ。 　垣の出来た翌日から、垣の出来ぬ前と同様に彼等は北側の空地へぽかりぽかりと飛び込む。 主人の壮んなるはただ意気込みだけである。 その横に年の頃は十七八で君とか僕とか生意気な事をべらべら喋舌ってるのはこの近所の書生だろう。 仮令世界何億万の人口を挙げて化物の域に引ずりおろしてこれなら平等だろう、みんなが化物だから恥ずかしい事はないと安心してもやっぱり駄目である。 　何だかごちゃごちゃしていて何にから記述していいか分らない。